JR浦安駅の再整備計画 駅舎解体、簡素化へ 「にぎわい失う」住民懸念

  • 早ければ2025年にも解体されるJR浦安駅の駅舎。開業から90年以上が経過し、老朽化が進んでいる=琴浦町徳万
  • 老朽化が進む駅構内の渡線橋。計画では、撤去後に南側駐車場から直接出入りできる通路が整備される=琴浦町徳万

 開業から90年以上が経過しているJR浦安駅(琴浦町徳万)の再整備計画が、町とJR西日本の間で協議されている。現在の設備を撤去して小規模な駅舎を建設する計画だが、地域を象徴する駅の縮小に住民からは「にぎわいが失われる」と懸念の声が上がる。駅の利用者が減少の一途をたどる中、持続可能な施設運営と活力維持のはざまで町は難しいかじ取りを迫られている。

 計画は、増加が見込まれる施設更新コスト削減のため、JR西が2018年から無人駅を対象に進めている簡素化事業の一環。1934年開業の同駅は駅舎や渡線橋など設備の老朽化が深刻で、JR山陰支社が昨年8月、町に活用の検討を打診した。協議の結果、JR西が駅舎やトイレ、渡線橋などの設備を解体した後、町が新しい駅舎を整備することで合意。新駅舎は現在より小規模なものとし、渡線橋の撤去に伴うホーム南側へのアクセスは、JR西が隣接する駐車場からの出入り口を整備して確保する。

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