熱中小存続に暗雲 琴浦町の補助金終了で岐路 支援の継続を訴え

  • とっとり琴浦熱中小学校の活動拠点となっている旧以西小。補助金の支給終了に関係者から戸惑いの声が上がる=琴浦町宮木
  • 入学式を終えて記念撮影する1期生ら。開校以来、延べ約800人の卒業生を輩出している=2018年10月27日

 琴浦町内の廃校になった空き校舎を活用し社会教育活動を展開している「とっとり琴浦熱中小学校」が、存続の岐路に立たされている。運営財源の大半を占める企業版ふるさと納税の寄付金を活用した補助金の支給が本年度で最終年度を迎え、来年度以降は自主運営を迫られているためだ。人口減少が続く中、過疎地に人が集まる場として定着しつつあり、関係者は町に支援の継続を求めている。

 熱中小は地方創生人材を育成する「大人の学び舎」を目的とし、7月現在、国内外で18校以上が活動している。琴浦校は2018年10月、廃校となった旧以西小(同町宮木)を活用して開校。月1回、各分野の専門家を招いた講演を中心に、地域の魅力を掘り起こす課外活動に取り組み、延べ約800人の卒業生を輩出している。

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