食を通じて郷土愛を育もうと、地元食材をふんだんに使った「琴浦Myスター☆給食」が4日、琴浦町内の七つの小中学校と二つの地区公民館で提供された。学校給食野菜会が栽培した新鮮な夏野菜や町の魚「あご(トビウオ)」など初夏の味覚が詰まったメニューが振る舞われ、子どもたちが舌鼓を打った。
同町では、2021年度から町産品を使った特別献立を「惑星コトウラ給食」として年に3回実施。今年から名称を変更した。
給食には、あごの磯辺天ぷらや大山豚の肉野菜炒め、牛骨トマトスープなど、同町ならではの食の魅力満載なメニューが登場。デザートに用意された牛乳や卵、小麦粉不使用のきなこサブレは、町内の菓子店がアレルギーのある子どもにもおいしく食べてもらおうと、同給食の実施に合わせて商品開発した。
赤碕小の4年生の教室では、児童らが「めっちゃおいしい」と勢いよく給食をほおばり、あっという間に完食。山口靖遥(きよはる)さん(10)は「肉野菜炒めがお気に入り。全部おいしかった」と満足そうに話した。