サワガニやメダカ発見! 私都川で生き物観察会

 鳥取県東部で唯一のオオサンショウウオ繁殖生息地、八頭町の私都川(きさいちがわ)で、川遊び生き物さがしのイベントが開かれた。子どもたちはサワガニやメダカを見つけて水遊びや観察を楽しんだ。

 2021年に同町市場の用水路で国の特別天然記念物オオサンショウウオが見つかったのを機に「生き物と共生できる豊かな自然を子どもたちにつなごう」と中私都地区まちづくり委員会が毎年夏休みに企画。今年は地元の保育園児や小学生、保護者ら12人が参加した。

 子どもたちは集落支援員の藤川恵未さん(33)が出すクイズでオオサンショウウオについて学んだ後、網やバケツを手に川に入り、カワムツやハヤ、ウグイなどを採集した。衣笠公揮さん(8)=郡家東小2年=は「いろんな川の生き物がたくさん見つけられてうれしかった。オタマジャクシがいつもより速く動いていて面白かった」と笑顔。

 同委員会の丸山長智委員長(71)は「川遊びを通して、オオサンショウウオが住めるきれいな川や郷土の自然について考えるきっかけになれば」と話した。

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