国内最古”120歳”「親木梨」を堪能 倉吉・なしっこ館で1日限定食べ比べ

 倉吉市の鳥取二十世紀梨記念館なしっこ館では、国内最古となる樹齢120年の二十世紀梨「親木梨」が食べ比べコーナーで振る舞われ、大勢の来館者が試食した。

 長寿の梨にあやかってもらおうと、敬老の日に合わせて同館が初めて企画。親木梨は数に限りがあるため進物用としてしか出回らないが、今年は玉太りがよく例年にない豊作だったため、1日限定で1600人分が同館人気の食べ比べコーナーで提供された。

 孫ら3人で来館した湯梨浜町水下の山下修さん(74)は「いつも食べている二十世紀より香りが強く、甘さが控えめ」と親木梨に舌鼓を打ち、「おかげで長生きできそう」と笑顔。同館の木村歩マネジャーは「鳥取の梨が誇る120年の歴史を感じてもらえれば」と話した。

 親木梨は1904(明治37)年に梨農家の北脇永治氏が千葉県から鳥取県に持ち帰った「鳥取二十世紀梨」の原点となる木で、とっとり出合いの森(鳥取市桂見)内で同館が管理している。

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