認定NPO法人「十人十色」(鳥取市用瀬町、岸本美鈴理事長)が運営する福祉作業所の利用者らのアート展「輝く星たち」が、同市扇町の県立人権ひろば21「ふらっと」で開かれている。個性豊かな作品計29点が並ぶ。30日まで。
今展では、昨年行われた「あいサポート・アートとっとり展」の入賞作で、現在は県立バリアフリー美術館に収蔵されている4人の作品の実物を展示する。美術部門で最優秀賞を受賞した浜田聡さんは、針金とアルミテープを使って「光る木」を表現。金賞の池本伸治さんは、日本の田舎と町の様子や絶滅危惧動物のイラストをそれぞれ長さ10メートルの巻物に書き上げた。
岸本理事長は「障害者のアート制作には多くの可能性があり、個人の才能や個性が発見できる。多くの人に見てほしい」と話した。