三上、完成度に手応え 将来は「鳥取に帰りたい」

 来年のパリ五輪飛び込みの日本代表に内定している三上紗也可(米子南高―日体大)が24日、鳥取県庁で報道陣の取材に応じ、2度目となる五輪出場に向けた意気込みを語った。演技の完成度に手応えを示した上で「100%を出して金メダルを狙いたい」と意気込んだ。

 杭州アジア大会(10月)の銅メダル獲得など今季の飛躍を振り返り「前宙返り2回半2回ひねりえび型(5154B)だけでなく、全ての技で高得点を狙える」と安定感を強調した。特に中国勢を切り崩して2位に食い込んだワールドカップ(W杯)スーパーファイナル(8月・ベルリン)の演技に関して「5本全てで90%くらいは満足できた」と述べた。

 一方で「それでも金メダルを取れない」と厳しく分析しており、来年2月にドーハで開催される世界選手権に向けて「もう一度体をつくり直したい」と底上げを誓った。

 来春に大学卒業を迎えるが、五輪終了後に教員免許を取得する目標があり、日体大に残る考えだ。自身の将来については「後進の育成に当たりたい気持ちはある」と述べた上で「鳥取県に帰りたいという気持ちが一番強い」と語った。

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