智頭町は、町内で使える電子地域通貨サービス「まちのコイン」の導入2周年を記念し、町内スポットを巡る観光デジタルスタンプラリー「秋の智頭めぐり」を実施している。町内周遊観光を促進して地域の魅力を創出し、新たな“智頭ファン”獲得を目指す。11月30日まで。
コインは、スマートフォンにアプリをダウンロードしQRコードを介して利用する電子通貨で、町外の人でも使用できる。通貨単位「てご」を集めると、町内で開かれるイベントや地域活動に参加するなどの特典がある。
「秋の智頭めぐり」では、国指定重要文化財石谷家住宅周辺のほか、風情ある商店街やカフェ、図書館などを周遊してスタンプを集める智頭地区3コースをはじめ、旧山形小学校やみたき園などを巡る山形地区コースを用意。ラリーを達成すると通貨単位の「てご」が獲得でき、未達成でも町内にある55スポットで集めた「てご」を使って、町観光協会で特産品などの景品がもらえる「てごガチャ」を引くことができる。
同町企画課の岡本康誠主事は「智頭町の魅力を深く知ってもらうきっかけになれば」と話した。