バスでも新型やくもの魅力に触れて 21日からラッピング運行

 

 岡山-出雲市駅を結ぶJR西日本の特急やくもの新型車両273系が、昨年4月の運行開始から間もなく1年を迎えるのを記念し、「やくもブロンズ」のラッピングバスが21日から運行開始する。鉄道の駅から観光地への2次交通の手段としても活用され、鉄路だけでなく陸路でも新型やくもの魅力に触れることができる。

 島根県出雲市の後藤総合車両所出雲支所で20日、報道機関に公開された。JR西日本とJRバス中国(本社・広島市)が企画した。

 54人乗りの大型貸し切りバス1台を、やくもの新型車両と同じデザインでラッピングした。座席には、やくものシートと同じ色のカバーを設置。ナンバープレートを、車両の型式と同じ「273」で取り直した。

 ラッピングバスは、旅行会社のツアー商品や学校行事、スポーツ団体の遠征などで使われる。23日には、日本旅行が企画した同支所の見学ツアーで、出雲市駅からの移動に使用される予定。

 JRバス中国島根支店の福永裕也支店長は「駅から山陰の観光地を、このバスで案内したい」と意気込み、JR山陰営業部の足立智課長代理は「忠実に再現してもらい、完璧な仕上がり。やくもと一緒に地元から愛される存在になってほしい」と期待した。

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