倉吉市八屋の極楽寺(川崎康弘住職)の境内にあるシダレザクラが1日、満開になった。淡いピンク色の花を付けた枝が幾重にも重なって降り注いでおり、訪れた見物客は“桜のシャワー”を見上げて春の息吹を感じている。
極楽寺のシダレザクラは高さ約16メートル、樹齢約140年で、市の保存樹に指定されている。今年は風で枝が落ちるなどしたものの、例年より1週間ほど遅い3月25日に開花。今月8日ごろまでが見頃という。
境内には見物客が次々と訪れ、穏やかな春風を受けて揺れる桜を写真に収めるなどして楽しんでいた。家族3人で初めて訪れたという久保田浩史さん(60)=米子市錦町=は「幹が太く、生命力にあふれていて圧巻。きれい」と感動していた。
開花中は日没後から午後9時までライトアップする。