信号機のない横断歩道で歩行者のために一時停止する鳥取県内の車の割合(一時停止率)が、今年は50・0%(全国平均45・1%)となり、日本自動車連盟(JAF)が調査結果の公表を始めた2018年以降で最高となったことが分かった。これまで全国平均を下回る状況に危機感を募らせていた関係者らは結果にひとまず胸をなで下ろし、「引き続き安全運転を呼びかける」と気を引き締めている。
今年の県内の一時停止率は5割となり、昨年の29・6%(全国平均39・8%)から大幅に上昇した。JAF鳥取支部推進課の為広光章課長は「県警や地域の方の活動を通じ、道交法歩行者優先が浸透してきたのではないか」と推察する。