ガイナーレ鳥取 2023年総括(上)降格危機に昇格争いも 増本監督、チーム再建

  • 選手とコミュニケーションを深めてチームを立て直した増本監督(左)

 サッカーJ3ガイナーレ鳥取は、今季リーグ戦を14勝14分け10敗(勝ち点56)の6位で終えた。3季目の金監督にとって勝負の年だったが序盤でつまずき、交代した増本監督が立て直し昨季の12位を上回った。今季の戦いぶりを振り返る。

 金監督が率いた開幕からの14試合は3勝6分け5敗と沈んだ。J3と日本フットボールリーグ(JFL)の入れ替え制度導入で一時は降格の危機に直面した。後任の増本監督は11勝8分け5敗と奮闘。一時はJ2昇格圏の2位との勝ち点差を4まで縮めた。手腕を発揮したが、契約延長には至らなかった。

 クラブ側は金監督に長期的なかじ取りを委ねる意向を示していた。戦術が浸透した昨季終盤は得点力が向上。7年ぶりに県外キャンプを実施し、万全の状態でシーズンに臨んだ。開幕2連勝と好スタートを切ったが、守備のもろさから失速。18位に落ちた時点で解任となった。

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