安来市中海町の道の駅あらエッサにある「なかうみ菜彩館」で、ハクチョウの形をした米粉パンが1月の土日に数量限定で販売され、注目を集めている。
ハクチョウなど大型の水鳥類をシンボルに河川や湖沼の環境づくりに取り組む斐伊川水系水鳥プロジェクトが、同市赤江町で米粉パンを販売する「しふぉんながた」に製造を依頼した。
安来産の米粉を使い、ハクチョウをかたどった。6、7両日は各16個を販売し、ほぼ売り切れた。同店の永田瞳さん(39)は「この時季、コハクチョウはとても身近。活動に協力できてうれしい」とほほ笑んだ。
同プロジェクト事務局は「斐伊川水系で冬を越すコハクチョウは約2千羽おり、田んぼの落ちもみを食べている。米粉パンで環境とのつながりに理解を深めてもらえれば」と話した。
1個120円。13日以降は各12個程度を販売予定。購入者にはプロジェクトの缶バッジを進呈する。