鳥取市の鳥取県立博物館で11日、全国的に広がりを見せている「朝鑑賞」を知るシンポジウムが開かれ、県内外の教育関係者など140人以上が、現地やオンラインなどで参加した。朝鑑賞の中で行われる、対話鑑賞の体験会もあり、参加者は芸術を通じた学びの効果について理解を深めた。
芸術作品を鑑賞し、感じたことを自由に発言する「対話鑑賞」の時間を小中学校などで週1回、朝の10分間設ける「朝鑑賞」は、児童生徒らの自分で考え言葉にする力などが育まれるとされ、注目が高まっている。シンポジウムは県立美術館の開館に向けた「アート・ラーニング・ラボ」の事業として開かれた。