「ここにしかない魅力がある島」過疎化進む離島被災地の希望

本州の子たちがわざわざ通学、記憶つむぎ復興に思いはせる人も

  •  2011年3月11日、宮城県・野々島を襲った津波(塩釜市提供)
  •  宮城県・桂島の旧小学校を改修した施設で働く内海信吉さん。漁業研修者らがここで寝泊まりし、島での就業を目指している。「のんびり過ごせる島。野良猫と話していてもいい」と笑った=1月
  •  宮城県・野々島に暮らす遠藤勝さん。「ここでねえと駄目なんだよな」とつぶやいた=1月
  •  宮城県・野々島に向かう市営汽船内で読書や課題をこなす児童生徒。通学時の「船勉」は地域の日常風景となっている=1月
  •  宮城県・野々島の浦戸小中学校で、ノリを昔ながらの手作業で作る「ノリすき」体験の指導をする鈴木正徳さん(73)=中央=。「みな家族のように思っている」と子ども達を見守った=1月

 降りしきる雪の中、家屋や船が濁流をさまよう―。東日本大震災の津波被害を伝えるその写真は、宮城県塩釜市の浦戸諸島・野々島で撮影された。一帯は当時、最大8メートル超の津波に襲われた。もともと過疎化が進ん...

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