小学校生活に思いはせ 源徳院で園児が座禅体験

 倉吉市谷の源徳院(秋久重規住職)で13日、地区内にある灘手保育園の年長児を対象にした座禅会が開かれた。就学を控えた園児5人が張り詰めた雰囲気の中で真剣な表情で臨み、4月から始まる小学校生活に思いをはせた。

 座禅会は、入学前に心身を鍛え、勉強に必要な集中力を養ってもらおうと毎年実施している。

 園児らは足の組み方や両手の形と位置、目線、心構えなどを教わった後、10~15分の座禅を2回体験。座禅用の座布団に腰を下ろして背筋を伸ばし、神妙な面持ちで無我の境地を目指した。秋久住職は園児らに目を配りながら、「これからは何事も自分一人でできるように頑張って」と呼びかけ、一人一人の肩に警策を入れて励ました。

 時間がたつにつれて形が崩れる園児の姿も見られたが、一通りの“修行”を終えて満足した表情。村上大和ちゃん(6)は「我慢して座ったけど、集中するのが楽しかった。小学生になったら、一生懸命勉強したい」と入学を楽しみにしていた。

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