デジタルコミュニティー×地域おこし協力隊 活性化へアイデア創出 佐治で今秋スタート

 鳥取市は、地域おこし協力隊とデジタル技術を組み合わせた、新たな取り組みを始める。地域おこし協力隊の隊員が、特定の目的に沿って意見やアイデアを出し合うデジタルコミュニティー「地域おこし協力隊DAO」のメンバーと一緒に、地域の課題解決に取り組む。

 「地域おこし協力隊DAO」は、デジタル技術による地方創生を推進する札幌市の企業「あるやうむ」が、本年度から提供するサービス。DAOは分散型自律組織とも呼ばれ、メンバー全員が対等な立場で自由にアイデアなどを共有できる場所をインターネット上に提供する。

 鳥取市の隊員は10月に着任し、同市佐治町で活動する予定。再生可能エネルギーを活用した農業経営や脱炭素の推進など、同地域のブランド力向上を図ることを目的としたDAOを設立し、課題解決に向けたアイデアを全国から募る。

 深沢義彦市長は「DAOに所属する皆さんの意見、ノウハウを頂きながら、人口減少が進む地域の活性化に向けたアイデアの創出を図りたい」と話した。

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