国際クルーズ客船3隻が境港に寄港 乗客を観光地へ無料送迎する実証実験

 境港市の境港に20日、国際クルーズ客船3隻が相次いで寄港した。境夢みなとターミナル(同市竹内団地)にダイヤモンド・プリンセス(11万5906トン)、昭和北岸壁(同市昭和町)にヘリテージ・アドベンチャラー(8445トン)、ル・ソレアル(1万992トン)が着岸。境港管理組合によると、1日に3隻が寄港するのはコロナ禍前の2019年以来という。このうちダイヤモンド・プリンセスの乗客を対象に、皆生温泉や米子城跡(米子市)、大山にバスなどで無料送迎する実証実験が行われた。

 鳥取県や米子商工会議所、皆生温泉旅館組合、大山観光局などによる合同チームが昨年度に続いて実施。境港と皆生温泉を結ぶ無料シャトルバスに加え、同温泉と米子市中心市街地、大山それぞれをマイクロバスなどでつないだ。

 米子城跡にはジャンボタクシーなどに乗ったダイヤモンド・プリンセスの乗客らが次々と到着。米子城武者隊によるガイドで米子城の歴史などを学び、天守台からの眺望を楽しんだ。

 愛知県から訪れた金沢香さん(55)は無料送迎の取り組みを歓迎。「クルーズ船内では、観光情報を入手しづらい。こういった取り組みを、もっと売り込めば利用する人は多い 」と話した。

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