水鳥絵柄に 自然PR 老舗醤油店と日本生態系協会 コラボTシャツ販売

 安来市中津町の矢田醤油(しょうゆ)店は、日本生態系協会(東京都)とコラボレーションした「水鳥メタルTシャツ」の販売を始めた。地元の斐伊川水系の豊かな自然環境をアピールするのが狙い。コハクチョウなどの大型水鳥をヘビーメタル風の絵柄であしらったTシャツで、注目を集めそうだ。

 同店3代目となる矢田敦子さん(34)と夫の大典さん(34)は、いずれもヘビーメタル好き。3年前からしょうゆ造りの工程やどじょうすくいを絵柄にしたメタルTシャツを企画・販売している。

 水鳥のTシャツは、前面にコハクチョウ、マナヅル、トキ、背面にマガン、コウノトリをデザイン。トキは出雲市に分散飼育センターがあり、ほか4種は斐伊川水系で渡り鳥などとして親しまれる。

 サントリー世界愛鳥基金を活用。同協会の佐藤伸彦統括主任研究員(52)は「これらの水鳥がそろう地域は国内で唯一。Tシャツを楽しんでもらい、理解が深まれば」と話した。

 しょうゆの原料である大豆はコハクチョウも採食。野鳥好きでもある矢田さんは「人からも鳥からも好かれる安来であってほしい」と笑顔を見せた。

 ◇Tシャツは3300円(XXLサイズのみ3600円)で同店などで販売。3色ある。売り上げの一部は同水系の環境保護団体に寄付する。問い合わせは電話0854(22)2338。

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