意図せず別サイトに誘導され、サブスク契約してしまうトラブルに注意!

国民生活センターには、国内事業者のサイトを利用していて表示された「スタート」、「OK」、「今すぐ視聴する」などのボタン表示をクリックしたところ、意図せず、海外事業者とのサブスクリプション契約となっていた、との相談が多数寄せられています。

「スタート」等というこれらのボタン表示は、海外事業者の広告ですが、消費者は広告と認識しておらず、自分が利用しようとしている国内事業者のサイトの表示と勘違いし、「スタート」等のボタン表示をクリックしています。その後、クレジットカード情報等を入力することで、海外事業者との契約が成立した形となっています。

これら「スタート」等のボタン表示は、消費者が国内事業者のサイトに会員登録する際に見る画面内や会員登録のために2次元コードを読み取って開いた画面に表示される他、アプリをダウンロードする過程の画面内にも表示されることがあります。

会員登録や2次元コード読み取り時などに、「スタート」等のボタンが表示された場合は、広告かどうかの確認が必要となります。意図しない海外事業者と契約してしまわないよう、ご注意ください。


●相談事例

【事例1】

国内のオンラインストレージサービスの利用手続をしたつもりが、知らない海外事業者から登録完了メールが届き、サブスク契約してしまったことに気づいた。解約したい。

【事例2】

会員カードを更新しようと、「スタート」ボタンから手続をしたら、身に覚えのない契約内容が表示され海外サイトに登録してしまったようだ。事業者の連絡先がわからない。


●相談事例からみる問題点

・消費者は広告と気付かずサブスクリプション契約の画面に誘導されている。

・消費者は契約先の事業者名や契約内容を認識できないままに、クレジットカード情報等を入力している。

・事業者が“最終確認画面”を設けていない可能性がある。

・契約に気が付いた後も契約先の実態等がわからず、問い合わせ先もわかりにくい。


●消費者へのアドバイス

・「スタート」等が表示されても、広告ではないかを確認しましょう。

・登録完了メールが届いていないか確認しましょう。また、クレジットカードの請求をこまめに確認しましょう。


詳しくは、国民生活センターのホームページをご覧ください。
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20240529_2.html


困ったとき、不安に思ったときは、消費者ホットライン188にご相談ください。身近な消費生活相談窓口につながります。

また、国民生活センターのホームページ「消費者トラブルFAQ」では、消費者トラブルの対処法を紹介しています。
https://www.faq.kokusen.go.jp/?site_domain=default


●講師派遣事業のお知らせ

鳥取県消費生活センターの相談員が、皆さんの企画するイベントや集会、研修に講師として伺い、消費生活に関するお話をします。お気軽にご相談ください。

詳しくはこちら
https://www.pref.tottori.lg.jp/293730.htm


情報発信:鳥取県消費生活センター

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