年末年始は寒さに加えて家族の帰省や会食、大掃除など普段と異なった行動をすることが多い時期です。そのような中、高齢者にとっては加齢に伴う身体機能や認知機能の低下、病気や薬の影響などの要因によって思いがけない事故が発生しています。
●餅による窒息 ~死亡事故の4割が1月に、約2割が正月三が日に発生!~
○事故を防ぐためのポイント
・餅は、小さく切り、食べやすい大きさにしてください。
・飲み物や汁物などを飲み、喉を潤してから食べましょう。(ただし、よく噛まないうちに飲み物や汁物などで流し込むのは危険です。)
・一口の量は無理なく食べられる量にしましょう。
・ゆっくりとよく噛んでから飲み込むようにしましょう。
・高齢者が餅を食べる際は、周りの方も食事の様子に注意を払い、見守りましょう。
●掃除中・除雪中の転倒・転落事故等 ~冬季に救急搬送が増加~
○事故を防ぐためのポイント
・滑りやすい場所で掃除をする際には転倒に注意し、足場が濡れている場合は事前に拭き取りましょう。
・年齢や個々の体力を勘案し、無理な作業は控えて整理しましょう。
・脚立やはしごを使用した高所作業は極力控え、行う場合は広いステップや上枠が付いた身体のバランスを取りやすい用具を使い、安定した場所で無理なく行いましょう。踏み台等を使っての作業も安定した場所で行いましょう。
・除雪作業は無理せず二人以上で。用具の点検と安全対策を確実に行いましょう。
・洗剤などの取扱説明、注意表示をよく確認し、正しく使用しましょう。
詳しくは、消費者庁のホームページをご覧ください。
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_067/
情報発信:鳥取県消費生活センター