戦争の悲惨さ伝える絵画も 平和のための写真展

 「平和のための写真展in鹿野」が鳥取市鹿野町鹿野の鹿野地区公民館で開かれ、原爆投下直後の惨状や沖縄戦の遺品を撮影した写真のほか、被爆者の証言を基に広島の高校生らが描いた絵などを通して、平和の大切さを訴えた。

 けたか9条の会が実行委員会を組織し、昨年に続いて実施。今回は広島市立基町高校の生徒が描いた原爆の絵を数多く並べた。

 「忘れられない~あの眼」と名付けられた絵画は、倒れた塀の下敷きになった女性に足をつかまれ、それをふりほどいて逃げる少年を描写。真っ黒に焦げた赤ん坊を抱く母親や川を埋め尽くす死体などを描いた作品も並んだ。

 実行委の今本明子さんは「高校生が証言を聞いて理解し、絵にするのは大変なこと。79年前に現実にあったことを考えてほしい」と話した。

 同展に合わせて、市内在住の平和活動家、清水章宏さんの講演「戦争の足音って」も行われた。(清水友揮)

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