連日の焼けるような暑さの中、鳥取市戎町の真教寺公園の動物たちに2日、氷の差し入れが届けられた。同市弥生町の氷店、金田商店からプレゼントされた合計80キロの氷がハクチョウやニホンザルの飼育舎に配られ、動物たちはひとときの涼を楽しんだ。
サル舎では、遊びやすいように氷を切り分けて配置。6頭のサルたちが抱きついてほおを寄せたり、上に座ってお尻を冷やしたりしたほか、好奇心にまかせてかじりつくなど思い思いの方法で冷たい贈り物を満喫していた。
飼育担当の村上聡さん(38)は「夏はミストや遮光ネットで暑さをしのいでいるが、今年は厳しい暑さが続いて動物たちはみんなぐったりしており、氷の差し入れは大変ありがたい。誰かが独り占めすることもなく、サルたちも喜んでいるのではないか」と話した。