アジア諸国の文化体感 揚げギョーザ作りやファッションショー 家族連れにぎわい

 「Small Asiaフェスティバル」が境港市上道町の市保険相談センターで開かれた。家族連れら多くの人々が訪れ、ギョーザ作り体験や民族衣装のファッションショーなどを通じてアジア諸国の文化を学んだ。

 同市には、ベトナムや韓国、フィリピンなどアジア諸国の外国人が多く居住している。地域に外国人が生活していることを知ってもらい、それぞれの国に対する理解を深めて多文化共生を促進しようと、同市が企画した。

 イベントでは、ベトナムの民族衣装「アオザイ」のファッションショーや中国語や韓国語のあいさつを学べる外国語講座などさまざまな催しが開かれた。

 ベトナムの揚げギョーザ作り体験には10人が参加。参加者は、国際交流員のダム・ゴック・クァンさん(28)の指導の下、キクラゲや春雨などをひき肉と混ぜてタネを作り、ターメリックで味付けした皮に包んで手際よく油で揚げていった。完成したギョーザは、ベトナムの魚醬(ぎょしょう)をベースにした付けだれに浸し、レタスやキュウリなど生野菜と一緒に食す、ベトナム流の食べ方で味わった。

 門脇まかさん=渡小6年=(11)は「包むのが難しかったが、おいしくできた。ベトナムのギョーザはタネにニンジンを入れるなどいつもと作り方が違っていて、いろんな発見があった」と話し、食文化の違いを体感した。

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