JR倉吉駅周辺で27日に開かれる「倉吉ばえん祭」の一環で、鳥取県立美術館(県美)の開館応援企画「駅ナカ・アートプロジェクト」(同祭実行委主催)が19日、開幕する。開幕前日の18日に展示作業が行われ、実行委員ら約20人が駅構内に鳥取短期大生が制作したポスターなどを手際よく飾り付けていった。
同プロジェクトは、駅を美術館に見立て、作品を並べることで駅利用者らにアートや県美の存在を身近に感じてもらう目的で実施。 駅構内には、県展や倉吉市展の入賞作品など約50点や、ルノワールの「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢」を現代風に描き起こした顔出しパネルなど、鳥取短大の学生の力作が展示された。
同プロジェクトは29日まで。同祭の加藤正義実行委員長は「祭りのにぎわいづくりとともに、県立美術館の開館に向けて市民らの意識向上につながれば」と期待した。