鳥取県畜産共進会(種畜の部)が26日、琴浦町の県中央家畜市場で開かれた。和牛部門に44頭、乳牛部門に41頭が出品され、和牛のグランドチャンピオンに伯耆町谷川の木嶋泰洋さん(70)の「りんえい3412」が輝いた。木嶋さんは2年連続のグランドチャンピオン受賞となった。
家畜改良の推進や飼育技術の研さんを図る目的で開催。飼育期間などにより和牛は5区分、乳牛は7区分に分けて発育状態や体形などを比較審査した。
「りんえい3412」は、発育状態が良好で体積があり、体形の良さも高く評価された。父は県西部の生産者が誕生させた県有種雄牛「大山雲」で、木嶋さんは「りんえいには『智頭白鵬』を交配させ、良い雌の子を産んでもらい、次の全国和牛能力共進会を目指したい」と意気込んだ。
乳牛のグランドチャンピオンは「WR フエアリー ドア エスケル 4 ET」(琴浦町、陰山晃司)が選ばれた。
各部門の首席獲得者は次の通り。
【和牛】若雌1区=りんえい3412(伯耆町、木嶋泰洋)▽同2区=ふじみのこ(琴浦町、小谷広明)▽同3区=さきおはぴねす(伯耆町、田中裕之)▽母系牛群4区=にゃっきい(大山町、笑顔咲く日々)みみりん(同、同)▽繁殖雌牛群5区=はくつるまる2(伯耆町、篠田卓男)ゆきほ(同、田中裕之)のぞみ(同、木嶋泰洋)
【乳牛】育成牛1区=WR メツセンジー ロツテリー(琴浦町、陰山晃司)▽同2区=ハイロード Sキツク エラクリオ ET(同、岡村牧場)▽未経産牛3区=ヒースクリフ ジヨセフイン ラムダ タウラス(倉吉市、倉吉農高)▽同4区=カワモトフアーム クロシロ ボナム バビロン(琴浦町、川本和昭)▽経産牛5区=ミキフアーム デンバー エモリー(同、三浦牧場)▽同6区=BC パリツシユ パリツテ(同、岡村牧場)▽同7区=WRフエアリー ドア エスケル 4 ET(同、陰山晃司)