倉吉市が本年度から試験導入する体験的学習活動等休業日「ふれあいホリデー」が22日、実施された。市内では親子で楽しめるさまざまな体験イベントが開かれ、多くの家族連れらが有意義な時間を過ごした。
同制度は、保護者と子どもが触れ合う機会を増やすとともに、充実した体験を通して心身の健全な発達につなげることが目的。同市では来年度以降の継続を前提に、保護者や児童生徒などにアンケートを行う。
この日は各地で図書館司書体験や謎解き、屋内ゴルフなどのイベントを開催。市営陸上競技場では紙飛行機大会があり、参加者はより遠くに飛ばそうと何機も試作するなどして飛距離を競い合った。小学1年の娘と訪れた秋藤美香さん(46)は「出かけるきっかけになり、普段とは違う過ごし方ができた。周りには仕事を休めない保護者もいたので、休暇が取りやすい環境になれば」と話した。
市教委の中田寛教育長は「親子がさまざまな体験に笑顔で取り組む姿を見て、ゆっくり触れ合う時間の大切さを改めて感じた。実施後のアンケート結果を分析し、来年度も試行できるよう取り組みたい」とコメントした。