「花園でトライ」課題議論 元ラグビー日本代表 広瀬さん激励 倉吉東高

 ラグビー元日本代表の広瀬俊朗さん(43)による特別指導が2日、倉吉市の倉吉東高で行われた。全国大会に出場するラグビー部の選手に向け、「残りの1カ月、目標につながる毎日を積み重ねられるかが大事」と激励した。

 特別指導は、同市と小田急電鉄(東京都)が連携して行う人材育成プロジェクトの一環。今年7月から全4回の日程で実施され、選手らはリーダーシップや、より良い組織マネジメントについて学んできた。

 最終回となったこの日、「花園でワントライ」を目標に掲げる選手たちは本番に向けた課題の洗い出しに取り組んだ。広瀬さんが見守る中、「個別練習の取り組み方に温度差がある」という課題の対処法について「練習前に2~3人でパートナーを組み、その日の個人目標を明確にし合う」との結論を導き出した。

 特別指導を終え、3年の坂根瑛介主将(18)は「互いの課題を共有できるようになり、チームとしてまとまりが出てきた」と振り返り、広瀬さんは「これまでやってきたことを信じてトライを決めてほしい」と期待した。

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