来年1月に米子天満屋(米子市西福原2丁目)で開かれる「第39回春の山陰民窯展」(実行委員会、新日本海新聞社主催)の関連イベントとして、日吉津村日吉津のひえづこども園(山路由紀子園長)で11日、年中児40人が湯飲みの絵付けを体験した。
法勝寺焼皆生窯(同市皆生温泉2丁目)の2代目・安藤釉三さん(80)が指導し、「色をべたっと塗らずに線を描くように」などとアドバイスした。園児たちは思い思いの絵を下書きしてから絵付けに挑戦。青色の顔料を筆につけ、素焼きの湯飲みに模様やキャラクターを描き込み、「できた」と歓声を上げていた。
作品はうわぐすりをかけて焼き上げ、同展で展示した後、園児にプレゼントされる。長谷尾楓李ちゃん(5)は「楽しかった。女の子やダンゴムシを描いた。お父さんとお母さんに見てもらえるのがうれしい」と笑顔を見せた。
同展は来年1月16~27日に開催。鳥取、島根両県から34の窯元と木工1店が出展する。