今秋の叙勲で旭日双光章(中小企業振興功労)を受章した鳥取県商工会連合会副会長の長尾裕昭さん(76)の祝賀会が13日、米子市内のホテルで開かれた。同連合会の役員らが出席し、長尾さんの功績をたたえた。
長尾さんは鳥取市西商工会の会長として地域経済振興に奔走。県内の中小・小規模事業者の育成指導や地域資源を活用した特産品開発、まちづくりに尽力した。住民出資による「鳥取西いなばまちづくり株式会社」を立ち上げ、道の駅「西いなば気楽里」(鳥取市鹿野町)の運営に携わるなど手腕を発揮した。
祝賀会で長尾さんは「原動力は地域愛。生まれ育った地域を愛し、どのように経済振興につなげるか考え続けていた」とこれまでの取り組みを振り返った。