鳥取県内の障害者が制作したアート作品の展示会「あいサポート・アートとっとり展」(鳥取県主催)の本展が、米子市美術館で開かれている。美術、文芸、マンガの3部門で、個人やグループによる力作計約480点が来館者を迎えている。来年1月5日まで。入場無料。
2014年度から始まり今年で10回の節目を迎えた。部門別に趣向を凝らしたレイアウトで大小の作品を展示。このうち美術部門では、絵画や立体造形、書道、工芸など九つの分野の作品がずらりと並ぶ。壮大な抽象絵画や揮毫(きごう)、プラ段ボール、ペットボトルとキャップといったリサイクル素材を活用した造形など独創性あふれる作品群が人々の注目を集めている。
21日の開幕式典では、県福祉保健部の中西真治部長が「例年よりも、さらに見応え、読み応えがある作品がそろっている」とあいさつ。県が今後もアート振興に注力することを踏まえ「皆さんの参加と協力をお願いしたい」と呼びかけた。
午前10時~午後6時。25日と年末年始(29日~1月3日)は休館。本展に続き、倉吉市で中部巡回展(1月11~19日、エースパック未来中心)、鳥取市で東部巡回展(2月8~16日、県立博物館)がある。(佐々木誠)