鳥取県内の百貨店で2日、初売りが行われた。多くの買い物客が詰めかけ、目当ての福袋を抱えて年始の買い物を楽しんだ。
鳥取市今町2丁目の丸由百貨店には午前9時前から入り口に約500人が長蛇の列を作った。同店は今年、約100種類の福袋を計約2600個用意。開店と同時に人気の食品売り場は買い物客でごった返し、石破茂首相の誕生にあやかって360万円相当の宝飾品を148万円で販売する福袋も注目を集めた。
同店営業企画室の高嶋優店舗開発リーダーは「有名ブランドが確実に安くお買い求めいただける。売れ筋は洋菓子や和菓子だが、体験型の福袋も人気」と盛況ぶりに声を弾ませた。
米子市角盤町1丁目のJU米子高島屋は、開店5分前に福袋を買い求める人を店内に誘導。地元メーカーの加工品や洋菓子、有名ブランドのスリッパなど、買い物客は目当ての品を二つ、三つと手に取った。市内の会社員、新友樹さん(27)は午前7時ごろに一番乗りしたといい「福がもらえそうです」と笑顔だった。