温かい甘酒でほっこり 但馬杜氏ゆかりの酒かす使用 湯村

 湯村温泉観光協会は3日、新温泉町湯の杜氏(とうじ)館で甘酒の振る舞いを行った。朝から冷たい雨が降る中、温泉街を散策していた観光客らが立ち寄り、体を温めていた。

 日本の「伝統的酒造り」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されたことを記念し、正月に合わせて実施した特別企画。但馬杜氏にゆかりのある酒造会社から取り寄せた酒かすのほか、米こうじと砂糖でつくり、200人分を用意した。

 観光客らは紙コップに注がれた温かい甘酒を飲みながら、館内で展示している酒造りの道具などを興味深そうに見学。案内役の元杜氏の説明に耳を傾けていた。

 西宮市から家族と訪れたという主婦の永野美佐さん(60)は「出身が新潟で、子どもの頃は家で甘酒をつくっていた。温かく懐かしい味がする」と話していた。

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