鳥取県が県内の病院と訪問看護ステーションで実施したアンケートで、回答した施設の9割以上が、看護師や訪問看護師が患者やその家族からの迷惑行為「ペイシェントハラスメント(ペイハラ)」を受けた事例があったと答えたことが5日までに分かった。医療現場でのペイハラが常態化していることがうかがえ、離職に至る深刻なケースもあった。県は看護師らを守るための具体的な防止策を検討する考えで、新年度予算案への計上も視野に入れている。
顧客からの不当要求や嫌がらせなどの迷惑行為を指す「カスタマーハラスメント(カスハラ)」対策に取り組む県が、医療機関でのペイハラ対策にも着手した。