安全と豊漁を祈念し境漁港で初競り

 国内有数の水産基地・境漁港の鳥取県営境港水産物地方卸売市場(境港市昭和町)で5日、今年初めてとなる競りがあり、競り人の威勢のいい声が響いた。境漁港は昨年の水揚げ量が2年連続で12万トンを突破し、関係者は今年も豊漁が続くよう期待した。

 初競りは午前5時半に始まり、近海で取れたタイやサワラ、アジなどの魚介類を仲買人が競り落とした。

 競りに先立つ初競り式には約100人が出席し、荷受けを代表して鳥取県漁協境港支所の景山悟販売総括部長が「高度衛生管理型漁港・市場の整備が進む境港の水産物は新鮮で安全、安心だと全国に伝えたい」とあいさつ。境港鮮魚仲買協同組合の島谷憲司理事長が「今年も事故なく豊漁が続くことを祈念している」と述べ、山本健也県境港水産事務所長の音頭で三本締めをして初競りを祝った。

 境港市によると、境漁港の昨年の水揚げは数量が前年比4・6%増の12万5653トン(速報値)、金額は同2・4%減の239億3619万円(同)だった。
 

この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事