重要文化財36点初公開 青谷かみじち史跡公園

 鳥取市青谷町吉川の青谷かみじち史跡公園で、動物の絵が彫刻された琴板や花弁高杯など貴重な重要文化財36点が展示されている。いずれも開館以来初めての公開で、3月2日まで展示する。

 同館は1353点の重要文化財を収蔵しており、定期的に展示替えを行っている。今回で3度目となる展示替えでは、スギに動物の絵が彫刻された箱形の琴の側板や、広島県北東部との地域間交流を示す台付鉢、杯の外側に花びら状の文様を彫刻した「花弁高杯」などが並ぶ。

 保存の観点から、木製品や骨角器などは長期間の展示が難しいため、3月3日以降は再び、別の収蔵品と入れ替えられる。

 家塚英詞文化財主事は「美術工芸のような美しさのある資料を展示している。今のうちにぜひ見に来て」と話した。

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