入江さん、鳥大病院サポーターらと交流 一日ボランティア大使

 「とりだい病院サポーター制度」を導入している鳥取大学医学部付属病院(米子市西町)は10日、2021年東京五輪ボクシング女子フェザー級金メダリストの入江聖奈さん(24)=米子市出身=を「一日ボランティア大使」に任命した。入江さんは、サポーター活動報告会への参加やボランティア活動を通じてサポーターや患者と交流した。

 サポーター制度は、市民がボランティアで病院運営を支える取り組み。昨年入江さんを同大使に任命し制度をPRしたところ、登録者数が約50人から223人へ増加し好評を博したため、今年も依頼した。

 一日大使の入江さんは、花壇の植え替え作業や外来患者のエスコートといったサポーター4人の活動報告に真剣な表情で聞き入り、活動を3カ月以上続けた新たなサポーターらへ認証書と金メダルを授与。ボランティア体験では患者と一緒に書き初めに挑戦し、力強い文字で「蛙(かえる)魂」と記したほか、茶話会ではサポーターとも交流を深めた。

 大学院でカエルの研究をしている入江さんは「今はカエルのためが主軸になっているが、サポーターの皆さんのように世のため人のために尽力できるような人になりたいと思った」と笑顔。武中篤病院長は「職員はサポーターから元気をもらっているので、引き続き良い関係を築きたい」と話した。

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