珠玉の逸品1万点 愛好者らでにぎわう 「第39回春の山陰民窯展」米子天満屋で開幕

 鳥取、島根両県の窯元が一堂に集う「第39回春の山陰民窯展」(同実行委員会、新日本海新聞社主催)が16日、米子市西福原2丁目の米子天満屋で開幕し、市民や愛好者らでにぎわった。27日まで。

 山陰最大級の歴史と規模を誇る新春恒例の民窯展で、鳥取11、島根23の計34窯元と特別出展の木工芸1店が約1万点を出品した。普段使いのぬくもりが感じられる湯飲みや皿、つぼ、花器などが並んだ。

 開店と同時に多くの市民らが詰めかけ、自分好みの器を手にして感触を確かめたり、顔なじみの窯元と談笑したりして楽しんだ。えとのヘビをあしらった各窯元ならではの置物や、今年秋に放映される連続テレビ小説で脚光を浴びる小泉八雲にちなんだ皿なども並んでいる。

 米子市観音寺新町の主婦、福本知子さん(44)は「いろんな窯元が一堂に楽しめるのがいい。毎年来ているが、新作があったり、新たな窯元があったりと毎回発見がある」と話し、友人と連れだって会場を巡っていた。

 会期中は26日まで連日午前11時に窯元実演、午後2時に陶芸体験があるほか、23日はアウトレットコーナーも設けられる。

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