倉吉・うつぶきループバス 3月30日運行開始 県美来館者観光促進 にぎわい創出へ

 倉吉市の中心市街地を巡回するループバスについて、市の計画案が17日、市地域公共交通会議(会長・板倉一枝鳥取短期大准教授)で承認され、鳥取県立美術館(同市駄経寺町2丁目)開館日の3月30日からの運行が正式に決まった。来館者の市内観光や混雑解消の促進を図り、にぎわい創出につなげる。

 ループバスの正式名称は「うつぶきループバス」。運行日は土、日、祝日の午前10時~午後4時ごろで、ルートは上灘、成徳、明倫3地区を巡る5・7キロを倉吉パークスクエアを発着点に、反時計回りに30分間隔で1日12便運行する。停留所は県立美術館前や赤瓦・白壁土蔵など計6カ所のみとし、既存の路線バスと差別化する。

 運賃は乗車区間にかかわらず一律で、中学生以上100円、小学生50円。未就学児は大人1人につき1人が無料、2人目以降は1人50円。市は後日、地域説明会を開いて金額を確定させる。運行期間は1年間で、需要や効果を検証する。

 車両は最大約50人乗りのノンステップバスを使用。日本交通と日ノ丸自動車が業務委託を受け、半年ごとに運行する。

 市総務部の美舩誠部長は「県立美術館の開館に間に合った。利用促進に努め、来館者の増加と地域の観光振興につなげたい」と話した。

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