鳥取県の魅力発信や県産食材の認知度向上を図るPRイベント「鳥取ナイト」が、タイの高級ホテル「マンダリン・オリエンタル・バンコク」で開かれ、現地の住民やインフルエンサーなど約60人が参加し、県の和牛や地酒に舌鼓を打った。
イベントは、鳥取和牛の販路開拓に取り組むエムケイ開発(伯耆町大内)が県から受託して実施し、今回で3回目。平井伸治知事がタイ語を交え、県の食や観光の魅力を紹介し、会場から大きな拍手が沸き起こった。
同ホテルのドミニク・ブニョン総料理長とホテル内の日本料理店を監修する高木一雄さんが昨年10月に来県した際にインスピレーションを得て考案した料理が提供され、参加者らは鳥取和牛や松葉ガニ、養殖サーモンなどを使ったコース料理を堪能した。県内酒造会社の地酒の試飲や生産者を紹介する動画放映もあり、食材のおいしさと生産者の思いをPRした。
参加した在タイ日本大使館の大鷹正人大使は「鳥取は食が素晴らしいだけでなく、空港にもアニメキャラクターの名前を付けるなどとてもユニークで観光資源にもあふれた地」と紹介した。
(木村朋花)