パレスチナ現状知って 中尾さん滞在時の写真公開、30日まで

 長年にわたる紛争が続くパレスチナの現状を切り取った写真展が、鳥取市扇町のふれあい会館で開かれている。今月中旬、同自治区ガザの停戦と人質解放交渉がようやく合意に至るなど、厳しい状況が続く同地を鳥取地球人クラブ代表の中尾和則さん(62)が2004年に訪れた際の写真を展示している。30日まで。

 パレスチナ問題の講演や難民支援の寄付活動などを行っている中尾さんは、04年に同地で3週間余り滞在した。その際に撮影した、イスラエル軍の車両に投石する少年や写真を掲げて「父を返せ!夫を返せ!」と訴える女性たちの様子など、張り詰めた日常の写真が鑑賞者の目を引き付けている。

 中尾さんは「過酷な人権侵害や抵抗運動などが頻繁に繰り広げられている現地の状況を知ってほしい。休戦協定が継続され、平穏な生活が訪れることを願う」と話した。

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