鳥取市福部町湯山の鳥取砂丘砂の美術館で29日、人気漫画「キン肉マン」の主人公・キン肉マンの砂像がお披露目された。アニメ最新作で鳥取砂丘が戦いの舞台として描かれていることを受けた、鳥取県とアニメのコラボ企画の一環。アニメから飛び出たかのような存在感が、来館者の目をひいている。3月末まで。
同館の売店テラスに設置されたリングに見立てたポールの内側に、高さ約2メートル、幅約2メートル、奥行き約1・6メートルのキン肉マン砂像が登場。約8トンの砂を使い、隆起する筋肉や浮き出る血管などパワフルな肉体美を細部まで表現し、正義感あふれるキャラクターの魅力を伝えている。
制作した同館のスタッフで展示作品の保全修復も担当する石飛健一さんは「人物の体を作るのは初めてで、難しかったが再現できたと思う。ファンをはじめ多くの観光客に見に来てほしい」と話した。