米子-台湾便 5月29日に就航 月曜と金曜、週2往復

 鳥取県は30日、米子鬼太郎空港(境港市)と台湾・台北市近郊の台湾桃園国際空港を結ぶ直行便の就航が、5月29日に決まったと発表した。中華航空子会社の格安航空会社(LCC)「タイガーエア台湾」が週2往復運航する。

 使用する機材は179人乗りの「A320」。米子市内で開かれる「日台観光サミット」(5月29日~6月1日)には、台湾から旅行会社や行政関係者ら100人以上が来県する見通しで、就航初便の利用が見込まれる。

 初便以降は月曜と金曜に運航する。月曜は米子に正午に到着し、午後1時に出発。金曜は米子に同4時50分に到着し、同5時50分に出発する。フライト時間は2時間半~3時間。

 直行便就航を巡っては昨年8月、平井知事の要請を受けた同社の陳漢銘会長が就航を表明。当初は今年1月中旬に運航を開始する計画だったが、機材繰りが難航し、夏ダイヤ(3月30日~)での就航を目指していた。就航が夏ダイヤ開始からずれ込んだ原因について、平井伸治知事は会見で「機材繰りに加え、航空人材のやりくりが逼迫(ひっぱく)していた」と説明した。

 平井知事は「台湾からの旅行客に対する県内観光業界の期待は大きく、アウトバウンド(送客)の需要もある。交流促進の面でも直接結ばれることには大きな意味がある」と説明した。

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