週5便運航開始 米子-ソウル便ほぼ満席 記念行事も

 韓国の格安航空会社(LCC)エアソウルが運航する米子-ソウル便が31日、週5往復に増便され、初便の到着に合わせて米子鬼太郎空港(鳥取県境港市)で記念行事があった。初便は搭乗率98・5%のほぼ満席で到着し、利用者は利便性の向上を歓迎した。

 同便は日韓関係の悪化やコロナ禍で運休していたが昨年10月、週3往復で4年ぶりに運航を再開。2月末までの平均搭乗率は84・9%と好調に推移し、同社は夏ダイヤ(3月30日~10月25日)に合わせて増便を決めた。

 水、金、日曜に加え、新たに月、木曜も運航。米子空港の出発時刻は月曜が従来と同じ午後3時50分、木曜が正午となる。

 初便は午後3時ごろ米子空港に到着し、192人の乗客を関係者が出迎えた。韓国から妻と2人で2泊3日の山陰観光に訪れた金洪錫さん(74)は「歓迎を受けて週5便になったと知った。便数が増えれば便利になると思う」と喜んだ。

 折り返しの便でソウルに向かった島根県出雲市の大学生、大島杏奈さん(20)は「旅行の予定が急に変わり、飛行機を探していたら見つかった。便が多いと選択肢が増える」と話した。

 記念行事には、関係者約40人が出席。鳥取県の平井伸治知事やエアソウルの金仲鎬(キムジュンホ)代表らがテープカットし、5便化を祝った。

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