県内撮影クランクアップ 羽原さん脚本・演出 倉吉のPRムービー

 NHK朝の連続テレビ小説「ちむどんどん」などを手がけた倉吉市出身の脚本家、羽原大介さんが脚本と演出を担当する同市のPRムービーが29日、鳥取県内での撮影日程を終えた。本年度中の完成に向け、撮影の舞台は東京に移る。

 作品は、倉吉から上京した少女が地元に残る母と郷土の思い出を励みに女優として成長する姿を描いた3話構成のドラマ仕立てで、4月上旬に白壁土蔵群や打吹公園など倉吉を象徴するスポットのほか、湯梨浜と北栄両町内で1次ロケが行われた。

 県内最後の撮影舞台となったのは同市関金町関金宿のせきがね湯命館で、市民エキストラも参加して湯上がりの母娘が白バラ牛乳を飲みながら談笑するシーンなどが収録された。

 無事にクランクアップを迎えた羽原さんは「ボランティアの協力もあり、順調に進んだ」と感謝し、主人公の少女を演じた女優の中村守里さん(19)は「地域の雰囲気に助けられ、自然体で演技ができた」と充実した表情で話した。

 撮影は10月まで東京で続けられ、編集などを経て完成は本年度中を予定。市では地域の魅力発信に向け、動画サイトやSNS(交流サイト)、テレビCMなどで活用するとしている。

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