夏本番に向けて米子市岡成の大山トム・ソーヤ牧場で1日、6歳の雄のアルパカ「あられ」の毛刈りが行われた。1時間半で全身の毛が刈られ、モヒカンスタイルの軽やかな姿をお披露目した。
標高の高い南米原産のアルパカにとって、夏の暑さは大敵。涼しく過ごせるよう、同牧場では毎年気温が上がり始めるこの時季に毛をカットしている。腹周りは毎年刈るが、全身の毛を刈るのは2年に1回という。
スタッフ4人があられを目隠しして寝転ばせ、一番長いところで10センチある毛を動物用のバリカンやはさみで短くカット。顔周りの毛は残し、しっぽは丸く整えた。刈り取られた約2キロの毛は、手芸用の材料などに活用される予定。
飼育スタッフの山内悠太さん(23)は「さっぱりしてかっこよくなった。もこもことはまた違った毛の質感を触りに来てほしい」と話した。