3、4の両日、鳥取県中部一円で開かれる「第22回SUN-IN未来ウオーク」(認定NPO法人未来主催、新日本海新聞社など共催)を前に2日、倉吉市上井のエキパル倉吉で「ウオーキング・フォーラム」が開かれた。有識者らがウオーキングイベントを通したまちづくりや健康増進への展望を語り合った。
フォーラムには県内外や韓国、台湾からのウオーカーら約110人が参加。ウオーキングによる「地域創生」「関係人口づくり」「観光・インバウンド」の三つのテーマで展開された。
第1部には広田一恭倉吉市長や大韓ウオーキング連盟のイ・ガンオク会長ら5人がパネリストとして登壇。日本ウオーキング協会の畑浩靖会長は、埼玉県横瀬町との包括連携の例を挙げ「歩きたくなる道の設定」「指導者の育成」など重要視したポイントや健診データが表す健康への効果を紹介し「思わず歩いてしまう、歩きたくなる街づくりと要となるリーダーの存在が鍵となる」と呼びかけた。
また、広田市長は歴史文化や自然、食など同市の多彩な魅力を紹介し「ウオーキングは地域資源を活用するだけでなく、資源の価値の再認識にもつながっている。これからもウオーキングを通し官民で活気あるまちづくりを進めたい」と力を込めた。同日夜には歓迎レセプションが開かれ、参加者らが交流を深めた。