松江市美保関町の会社員、戎谷悠作さん(40)の似顔絵展が、境港市竹内町の市老人福祉センターで開かれており、政治家や俳優、スポーツ選手ら幅広い分野の著名人を描いた作品が訪れる人たちの注目を集めている。10日まで。
戎谷さんは中学生の頃からイラストを描き始め、似顔絵を募集する週刊誌などで優秀作品賞の受賞歴がある。近年は山陰を中心に展示実演を行うほか、日課として描いた作品を交流サイト(SNS)に掲載するなどして似顔絵の腕を磨いている。
会場には、下書きをしないで主に筆ペンで描いた近作など約55点を展示。来訪者は岸田文雄首相や森繁久彌、マツコ・デラックス、吉田麻也、平井伸治鳥取県知事ら多彩な著名人の表情豊かな似顔絵に感心しながら見入っている。
戎谷さんは「似せることとユニークな表現をして絵として見応えがあることを意識して描いているので、楽しんで見てもらえたら」と話した。