思い出づくりに校章田んぼアート 閉校予定の奥佐津小 児童14人、田植えに汗

 学校統合に伴い、本年度いっぱいで閉校する奥佐津小(香美町香住区上岡)の全校児童14人が4日、同区三川で「田んぼアート」に挑戦した。2色の古代米を使って同小の校章を浮かび上がらせる取り組み。強い日差しが降り注ぐ中、子どもたちが田植えに汗を流した。

 同小の最後の思い出づくりになればと、2年前から同所の休耕田(約10アール)で田んぼアートに取り組む地元の会社員らが企画した。

 児童は教員や保護者らと校章の形に区切られた田んぼに入り、泥に足を取られながら丁寧に苗を植えていった。4年の谷口悠馬君(9)は「田植えは初めてで歩きにくかったけど、みんなと楽しめていい思い出になった」と満足そうに話した。

 企画した駒居栄治さん(63)=同区香住=は「これを思い出に田んぼにまた来てくれたら」と願った。田んぼアートの見頃は、8月中旬から2カ月程度という。

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