理数・理工 奥深さ学ぶ 米子高専ジュニアドクター育成塾 開講式に県内小中学生38人 米子市

 次世代を担う理系人材を育成する「米子高専ジュニアドクター育成塾」の開講式が17日、米子市彦名町の同校であった。小中学生計38人が第2期生として入塾し、専門的な講座や施設見学などを通じて理数・理工分野の奥深さを学ぶ。

 育成塾は、鳥取県全域と島根県東部の小学5年~中学3年の児童生徒を対象に昨年度から実施。本年度は鳥取県内から68人が応募した。塾生は来年2月までの8カ月間、色素の分離方法やプログラミング、建築空間のデザインなど幅広い分野に関して同校の教授らの講義を受講して知識を高める。

 開講式で、寺西恒宣校長が「好奇心や探究心は大人も子どもも一緒。皆さんの力をより高く引っ張っていきたい」とあいさつ。初日となったこの日、塾生たちはグループに分かれてA4サイズの用紙を積み上げた高さを競う「ペーパータワー」に挑戦し、親睦を深めた。鳥取大付属中2年の田村萌梨さん(14)は「たくさんのことを吸収し、自分で考える力や伝える力を身に付けたい」と話した。

 また、昨年度の修了生から選抜された15人を対象に人工知能(AI)や医工連携など、より高度な工学研究を行う「第2段階プログラム」にも取り組む。

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